Markdown の表を表計算の列に入れる
Markdown の表を Excel や Google スプレッドシートに貼り付けると、縦棒ごと全体が一つのセルに落 ちます。表には構造がありますが、貼り付けたものの中には、どこで列が終わり次の列が始まるのかを 表計算ソフトに伝えるものが何もありません。
表計算ソフトにはそのための取り決めがあり、それは Markdown より古いものです。タブ区切りの 値です。タブは「次のセル」、改行は「次の行」を意味します。その形のテキストを貼り付ければ、 インポートのダイアログなしで列が正しく収まります。
三つのモード
この表を例にします。
| Elective | Credits | Assessment |
| --- | --- | --- |
| Operations Research | 3 | Exam + project |
| Data Storytelling | 2 | Portfolio |
桁の揃った列 — 既定です。各列はいちばん幅の広いセルまで空白で埋められます。
Elective Credits Assessment
Operations Research 3 Exam + project
Data Storytelling 2 Portfolio
メール、ターミナル、コード中のコメント、プレーンテキストの報告書にはこれを使います。等幅フォ ントでのみ形を保ちます。プロポーショナルフォントでは、文字の幅がそろっていないため、埋めた空 白の位置が合わなくなります。
タブ区切り — 同じ内容を、セルの間にタブを入れて出します。画面上ではぎざぎざに見えますが、 表計算ソフトには完璧に貼り付きます。まさにその用途にだけ使ってください。
ラベルと値の行 — 各行がそれぞれのまとまりになり、見出しがラベルになります。
Elective: Operations Research
Credits: 3
Assessment: Exam + project
Elective: Data Storytelling
Credits: 2
Assessment: Portfolio
長くなりますが、どこでも生き延びます。列幅のせいで折り返しが起きる場面 — 幅の狭いメールソフト 、チャットのメッセージ、スマートフォンの画面 — や、その表が本当は格子ではなくレコードの集まり であるときに、これを選びます。
どれを選ぶか
| 送り先 | モード |
|---|---|
| Excel、スプレッドシート、Numbers | タブ区切り |
| メール、ターミナル、コード中のコメント | 桁の揃った列 |
| チャットのメッセージ、幅の狭い画面 | ラベルと値の行 |
| どのみち書式を整える文書 | リッチテキスト。本物の表になります |
報告書と表プリセットは桁の揃った列を設定し、コードブロックと画像を取り除きます。表がその 文書の主眼であるときにたいてい望ましい形です。
とても幅の広い表について
長い文章の八列は、どのモードでも一ページには収まりません。桁の揃った列は折り返して揃いを失い ますし、PDF は紙の端からはみ出します。
その段階になったら、それを文書にしようとするのはやめてください。タブ区切りの出力を使い、表計 算ソフトに貼り付けて、そちらを共有します。幅の広い格子には表計算ソフトが正しい容れ物であり、 どれほど巧妙な変換をしてもそれは変わりません。